映像制作はイメージとは違う仕事

映像制作というと、映画やテレビやCMなど、
華やかなイメージを持たれることが多いと思う。
しかし現実はそうでもない。
逆に、こんな地味な仕事はないのではないかとさえ感じるのである。
私は現在映像制作の仕事をしているのだが、ジャンルでいうと、
いわゆるビジネス系。つまり企業PRなどが中心である。
顧客のオーダーに合わせて企画を立て、シナリオを作り、撮影をし、編集をし、
編集したものを確認・修正したうえでナレーション録音、
音楽や効果音を入れて完成する。
こうして書くと「やっぱりなんか華やかそうじゃないか」と思われるかもしれない。
しかし、実際にやることはというと、「打ち合わせ、根回し、段取り」
これがほとんど7割くらいである。顧客への提案や打ち合わせ、
関係する部署への根回し、撮影や編集の段取り、スタッフとの打ち合わせ、
仕事が終わったあとの請求や支払いの相談…
映像の制作というのは決して一人で完結する仕事ではないので、
いろいろな人の協力を受けなければならない。
人とのやりとりが大きな比重を占めるわけである…
どんな仕事でもそうかもしれないが。
それでもやはり、「モノを作る」仕事であるから、喜びもある。
一番嬉しいのは仕事が完成したとき。
それから例えば、撮影のときなど、自分のイメージ通りのものが形になったとき。
ほとんど、そういう一瞬の喜びのために、
私は地味な仕事を続けているのかもしれない。

 


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