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制作する映像の内容を詰めていくについて

 
企画が決まれば、次は制作する映像の内容をより具体的に詰めていく作業となる。
その羅針盤ともいえるのが、シナリオである。
シナリオの中身は、大きく二つ。映像と音声である。
映像作品を構成する要素は大まかに言えば映像と音なのだが、
この二つをシナリオの中で具体化するわけである。
映像については、「何を見せるのか」そして「どう見せるのか」を決めこんでいく。
例えばオープニングに街並みの映像を入れるとする。
そこで街の全景を見せるのか、建物を見せるのか、歩く人々を見せるのか。
また、それらはロングの映像にするのか、アップの映像を積み重ねるのか、移動ショットか…など、
そのシーンのねらいを踏まえた上で、
なるべく具体的な映像をイメージしながら書く訳である。
一方、音声とは概ねナレーションのことを指すのだが、
映像と同じく、そのシーンのねらいや目的を踏まえたうえで、
何を語るのかを決め、文章化していく。
この時気をつけなければならないのは、
「ナレーションは耳で聞く言葉である」ということだ。
印刷物など目で読む文章ならば、多少長くても難しくても良いのだが、
映像の場合は一回聞いて理解できなければならない。
つまりそこで求められるのは、
「なるべく分かりやすい表現で、なるべく短い文章にする」ことだ。
こうして、想像力や国語力を駆使しながらシナリオを書く作業は、
慣れれば楽しいものである。

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